大相撲春場所(10日初日・エディオンアリーナ大阪)で2場所連続休場からの復活を期す横綱白鵬は5日、堺市の尾車部屋で二所ノ関一門の連合稽古に参加した。大関昇進を目指す貴景勝、玉鷲の両関脇と相撲を取り、貴景勝に17勝1敗、玉鷲には11番全勝と圧倒。万全の仕上がりを示し「2人には先場所負けているし、勢いのある人と稽古をするとやりがいがある」と若々しかった。
ぶつかり稽古でも貴景勝に胸を出して鍛えるなど精力的だった。四つ相撲は盤石。突き、押しでも相手のお株を奪う威力を見せた。足がそろった瞬間を見逃さず、素早くはたき込むなど体の切れも良かった。