昨年の平昌冬季五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(相沢病院)の父、安彦さんと母、光子さんが27日、東京都内で開かれた「未来のいしずえ賞」の表彰式に出席した。スケートの基礎を教えた安彦さんは「自分で歯車を回せるよう、気持ちも行動も、子どもの前を歩かないように心掛けた」と育て方の哲学を披露した。
同賞は社会の礎となる見えない努力をたたえようと、「KODAMA国際教育財団」が昨年始めた。小平の両親を推薦した日本スケート連盟の橋本聖子会長は「スポーツを超えた外交面でも小平選手の活躍は素晴らしかった」と述べた。