昨年2月の平昌冬季五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧選手(23)が3月9、10日のジャパントロフィー選手権(広島市)で競技会に復帰することが25日、決まった。日本スケート連盟がエントリー選手を発表した。
斎藤選手は昨年2月4日に選手村で受けた抜き打ち検査で、利尿作用がある禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応を示し、暫定資格停止処分を受けた。今年1月に、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁手続きで、資格停止期間を伴わない異例の「けん責」処分になったことが発表されていた。