萩野公介が400個人メドレー決勝を棄権 どうした?自己ベストから17秒遅れ

 「競泳・コナミオープン」(16日、千葉県国際総合水泳場)

 リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(24)=ブリヂストン=は、同種目予選で自己ベストより17秒も遅い4分23秒66に終わり、決勝を棄権した。レース後、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC)は、不調の原因について「本人も分からないと言っていた」と困惑の表情。19日から高地合宿へ向かう予定だが、それも「白紙」と話した。

 無表情のまま控室へと引き揚げていった。リオ五輪で金メダルを獲得した400メートル個人メドレー。グアム合宿から12日に帰国した疲れは残るが、4分23秒台は萩野にとってあまりにも遅いタイムだった。

 日本代表の平井HCは「体調面なのかメンタル面なのか、本人も分からないと申していました」と説明。「最近練習がうまくいっても大会の週で調子が急に落ちたり、試合会場で急に様子が変わることも見受けられたので心配」と不安げな表情を浮かべた。

 萩野は取材エリアを通らず、控室では「寒けがする」と話していたといい、平井HCは病院へ行くことを勧めた。17日も欠場の方向。19日からスペインへ高地合宿に行く予定だったが、同HCは「私の中では白紙」と頭を抱えた。

 7月の世界選手権(光州)の派遣標準記録は4分13秒09。代表に入るには、4月の日本選手権決勝で今より10秒以上速いタイムが必要となる。3年前は世界の頂点に立った男が、まさかの不調に苦しんでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス