桃田賢斗“再起の地”で1年9カ月ぶり星 出場停止明けVを思い起こし感謝

S/Jリーグの準決勝でチームの勝利に貢献した桃田賢斗
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 「バドミントン・S/Jリーグ」(16日、埼玉・サイデン化学アリーナ)

 リーグ戦上位4チームによるトップ4トーナメントの準決勝が行われ、男子は、シングルス世界王者の桃田賢斗(24)を擁するNTT東日本が、日立情報通信エンジニアリングを2-0で下した。4季ぶりの優勝に王手をかけ、17日の決勝では3連覇が懸かるトナミ運輸と対戦する。女子は、日本ユニシスが北都銀行を破り、再春館製薬所と王座を争う。

 桃田が1年9カ月ぶりに“再起の地”で躍動した。この日の会場は不祥事による出場停止処分から復帰し、涙の優勝を飾った17年5月の日本ランキングサーキット大会が行われた思い出の地。「すごく懐かしい場所で、感慨深い。あの時は個人戦だったが、今回の団体戦でもたくさん応援してもらい楽しみながらプレーできた」と感謝の念をかみしめた。

 進化した守備力に加えてチャンスでの攻撃もさえ、「(勝負どころで)スピードを上げることがテーマだが、今日は合格点」と納得の表情。チームとしても4季ぶりの優勝に王手をかけ、「チーム一丸となって立ち向かわないと勝てない。しっかり役割を果たしたい」とエースとして気合を入れた。

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