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【記者の目】宇野昌磨はトップスケーターへ進化のまっただ中

 宇野昌磨
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(9日、アナハイム)

 欧州以外の国・地域が参加して行われ、男子ショートプログラム(SP)4位の宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=がフリー1位で逆転し、合計289・12点で優勝した。フリーの197・36点は羽生結弦(24)=ANA=の190・43点を上回るルール改正後の世界最高。宇野は主要国際大会初の金メダル。前日に女子は紀平梨花(16)=関大KFSC=が制し、日本勢の男女同時優勝は2014年の無良崇人、村上佳菜子以来5年ぶりとなった。

  ◇  ◇

 宇野は独自の世界観を持った選手だ。それが世間に広く知られるようになったのが、昨年2月の平昌五輪で銀メダルを獲得しながら「特別な緊張も新たな経験もしなかった」「最後まで一つの試合だった」などと発言したときだと思う。

 21歳という年齢からか、金メダルが人を変えるのか、今大会の宇野は一気に発言が大人っぽくなった。まさに世界トップ選手への階段を上がっているのだろう。17年5月から担当する出水トレーナーは「トップ選手はそれぞれのオーラや考え方がある。昌磨のそれを作っていければ」と考えており、本人にも伝え続けているという。

 昨年12月、宇野は「僕は人から何か学ぼうとは思っていない。良い意味でも悪い意味でも、あまり人の言うことは聞かない。自分で考えて、自分で答えを出していこうと思う」と話していた。しかしこの日は「心を許した人(の言うこと)はよく聞きます」と笑った。技術のみならず、精神的にも、宇野なりの世界一の器へと進化を遂げようとしている。(デイリースポーツ・スケート担当・國島紗希)

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