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“逆転の紀平”強さを証明 「安全に」3回転アクセル1本でも自己ベストに肉薄

逆転優勝となって金メダルを手にする紀平梨花=米アナハイム(撮影・堀内翔)
フリー演技の前に調整する紀平梨花。※左手人差し指に血?※薬指はテープで固定=米アナハイム(撮影・堀内翔)
優勝は紀平梨花、3位となった三原舞依=米アナハイム(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(8日、アナハイム)

 女子フリーが行われ、左手薬指を痛めていた紀平梨花(16)=関大KFSC=が3回転アクセル1本の成功を含むほぼ完璧な演技でフリーで153・14点、合計221・99点を記録しSP5位から逆転で初優勝を果たした。これでシニアに転向した今季は国際大会5連勝で、GPシリーズのNHK杯(SP5位から)、フランス国際(SP2位から)に続く逆転優勝となった。

 美しさ、優雅さと同時に、強さの光る大会となった。もともと得意の3回転アクセルを2本入れる構成を持っているが、この日は冒頭に配置した単独3回転アクセルの1本にとどめた。しかし、その後の2回転アクセル-3回転トーループでは1・38点の出来栄え点(GOE)による加点を得た。3回転ループはGOE0・14点とあまり伸びなかったが、難度の高い3回転ルッツからの連続ジャンプを予定表にある2回転トーループから3回転トーループに難度を上げ、得点を積み上げた。

 スピン3本、ステップシークエンスはともに最高評価のレベル4を獲得し、大きな取りこぼしなく、各要素を揃えた。フリー153・14点は自己ベスト154・72点に肉薄するスコアだ。

 会見では、この3回転アクセルを1本にする決断の経緯を明かした。「6分間練習が終わるまで決めていなかった。終わった時に、やっぱり思った以上に試合のリンクに慣れ切っていなかったので、トリプル(3回転)アクセル2本は難しいかなと感じた」と説明。「無理することなく、安全にいい成績を残せるように考えて、1本と。6分間が終わった時に考えました」と語った。

 GPシリーズデビュー戦となるNHK杯(18年11月、広島)で、SP5位の首位と6・58点差から逆転優勝。続くGPフランス杯(同年11月、グルノーブル)もSP2位で0・31点差を逆転して頂点に立った。GPファイナル(12月、バンクーバー)はSPで世界最高得点82・51点をマークして逃げ切ったが、フリーで高い点数を出せるプログラムをものにしていることが紀平の強さを裏打ちしている。

 日本選手では、SP8位から三原舞依(19)=シスメックス=がフリー自己ベストの141・97点をマークして合計207・12点で3位に飛び込んだ。SP2位から大会連覇を目指した坂本花織(18)=シスメックス=はジャンプのミスが響き、フリー133・43点、合計206・79点で4位だった。

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