宇野昌磨SP4位「悔しいと言える権利がない」田中7位、友野12位 首位はゾウ

ショートプログラムに登場した宇野昌磨=米アナハイム(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(7日、アナハイム)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、初優勝を目指す宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は91・76点で、完璧な演技とはいかず4位発進となった。トップに立ったビンセント・ゾウ(18)=米国=の100・18点とは8・42点差がついた。メダル獲得を目指す田中刑事(24)=倉敷芸術科学大大学院=は国際スケート連盟(ISU)公認大会での自己ベストを更新する83・93点で7位。初出場の友野一希(20)=同大=は74・16点で12位だった。

 宇野は冒頭の4回転トーループでは手をついてしまい、出来栄え点(GOE)で-0・54点となった。続く3回転サルコー-3回転トーループでは2本目のジャンプの着氷につまり、ここでもGOEで-0・86点。後半の3回転アクセルは美しく降り2・97点の加点を得た。

 ステップ、3本のスピンはすべて最高評価のレベル4を獲得したが、演技前の時点でトップにいたチャ・ジュンファン(韓国)の97・33点を上回ることはできなかった。

 演技後は「満足いく演技ではない。練習してこなかったので、悔しいと言える権利がない」と自分に厳しいコメントを残した。「取りあえず残されたのは全力でやることなので、守らず攻め続けたい」とフリーでの巻き返しを誓った。また、痛めていた右足首については「痛みは全くない。練習不足でスケーティングが安定していなかった。不安の残るプログラムだった」と語った。

 田中は冒頭の4回転サルコーで右手をついてしまった。友野は3回転フリップからの連続ジャンプを予定していたところで転倒するなど、満足のいく演技とはならなかった。

 トップはゾウで自己ベスト77・46点を22・72点も上回る100・18点をマークした。これは、羽生結弦(110・53点)、宇野(104・15点)、ミハイル・コリヤダ(ロシア、100・49点)に続く、今季からの新基準での採点で4番目に高い記録。

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