元稀勢の里の荒磯親方が指導者デビュー 「後押ししたい」まわし姿で共に汗

 大相撲初場所で引退した元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が4日、都内の田子ノ浦部屋で部屋付き親方として指導者デビューした。まわし姿で稽古場に下り、現役時代と変わらぬ緊張感を漂わせ、若い衆に目を光らせた。「頭つけろ」、「前に出ろ」、「何度もやれば形になる」などと次々と声を飛ばし、身ぶり手ぶりで教えた。

 「みんな強くなってほしいから。やる気が出るように少しでも後押ししたい。大関(高安)もそうだけど各力士が一つずつ上に上がってね、将来的にもいい勉強させてほしい。厳しく?現代っ子だからね、現代風に」と、所信表明した。

 新調した真っ白なまわしは決意の表れ。四股、スクワット、体幹トレーニングなど自らも約2時間みっちり汗を流した。弟弟子の大関高安に稽古をつけ、横綱に引き上げるのは使命。「大関がいるから稽古をしないと。体を作らないとケガしちゃう」と現役時代同様、真剣勝負の稽古も望むところだ。

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