野中生萌、なおみ魂でV 同級生テニス女王から刺激「見習って気持ちコントロール」

 「ボルダリング・ジャパンカップ」(27日、駒沢屋内球技場)

 男女決勝が行われ、昨季W杯年間総合女王の野中生萌(21)=XFLAG=が4課題のうち3つをクリアし、悲願の初優勝を飾った。12度目の優勝を狙った昨年の世界選手権銀メダリストの野口啓代(29)=TEAM au=も3完登だったが、途中地点に置かれたゾーン(ボーナス)獲得数の差で2位に終わった。2年ぶりの優勝を狙った伊藤ふたば(16)=TEAM au=は3位だった。男子は石松大晟(22)=Base Camp=が初優勝を飾った。

 “時の人”となったテニスの大坂なおみと同じ97年生まれの“世界No.1選手”野中が、これまで縁のなかった国内初タイトルを手にした。昨年負傷した右肩はまだ完調手前ながら、3つの課題を完登。「やっと、という感じ。ずっと悔しい思いをしていたので本当にうれしい」と、満面の笑みを浮かべた。

 第一人者の野口が登れなかった第2課題を得意のアクロバティックな動きで完登。第3課題をクリアできずに臨んだ運命の最終課題。あるアスリートの姿を思い返し、魂のクライミングを見せた。

 前日、同学年の大坂が全豪オープンで優勝する姿をテレビ観戦。「すっげぇ!って。厳しい展開から巻き返した。私も結構感情が出やすいタイプなので、見習って気持ちをコントロールすることを意識した」。“世代の星”を刺激に、まさしく壁を乗り越えた。

 競技の認知度にはまだまだ大きな差はあるが、1年半後の東京五輪が一つ大きな目標になるのは同じ。「五輪でも金メダルを狙っていきたい」。クライミング界にもまた、若く頼もしい女王がいる。

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