石川佳純、早田ひなに敗れ「こんなに押されるとは思わなかった」昨年は圧勝も…

女子シングル6回戦で石川佳純を撃破した早田ひな(左)=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・持木克友)
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 「卓球・全日本選手権」(18日、丸善インテックアリーナ)

 女子シングルス6回戦で、3年ぶりの王座奪回を目指していた石川佳純(25)=全農=が、早田ひな(18)=日本生命=に1-4で敗れた。石川は「今日は厳しい戦いになると思っていた。バック対バックで優位に立てると思ったけど押されてしまった。ミスが出てなかなかうまくできなかった」と悔しさをにじませた。

 2人は昨年の全日本選手権でも同じ6回戦で対戦し、石川が4-1で下していた。しかし、1年後のホープはめざましい進化を遂げていた。石川は「Tリーグのビクトリーマッチ(1ゲーム制の変則試合)以外で負けたことがない」という早田との対戦で「7ゲームマッチでこんなに押されるとは思わなかった」と言う。「(バックの)威力がすごく上がっていると感じた。コースもわかりにくい。思い切って振るのでボールが伸びて威力がある。私のサーブ、レシーブ、コースがすごくわかっている」と脱帽した。

 平野美宇との女子ダブルスも敗れ、今大会は全競技を終えた。「結果として一つも納得いく結果ではなかった。悔しさの残る大会」。2017年決勝で平野、18年は準決勝で伊藤美誠、今年は早田と2000年生まれの黄金世代に全日本で煮え湯を飲まされてきた。しかし、この敗戦を「(現在の女子は)誰が勝ってもおかしくない状況。自分自身をもっと鍛えなければ。そういう意味で勉強になりました」と前向きに捉えた石川。3月から始まるワールド・ツアーでは、女子をけん引する“お姉さん”としての貫禄を見せつける。

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