「箱根」視聴率 平成ラストで歴代最高!復路V青学大ゴールが瞬間最高37・7%

 日本テレビ系で放送された第95回東京箱根間往復大学駅伝の関東地区の平均視聴率が、2日の往路は30・7%、3日の復路は32・1%だったことが4日、ビデオリサーチの調査で分かった。東海大の初優勝や4連覇中だった青学大の王座陥落など一瞬も目が離させない展開に多くの関心が集まった。日テレによると往復の平均視聴率は31・4%で、いずれも同局系で中継が始まった1987年以降で歴代1位。関西地区でも平均視聴率は2日が15・8%、3日が19・5%となった。

 平成最後の箱根駅伝が歴代最高の平均視聴率という金字塔を打ち立てた。近年は王者・青学大の独壇場が続いていたが、東海大が46回目の出場で悲願の初優勝を飾った今大会。往路を制した東洋大との“3強”が接戦で、さらに上位10位以内のシード権争いもし烈だった。

 最初から最後まで何が起こるか分からない状況が続いただけに、視聴者もテレビにくぎ付けになった。

 瞬間最高視聴率は、往路が鶴見中継所で1区の先頭集団がたすきをつなぐ場面の37・5%、復路が総合2位の青学大がゴールした場面の37・7%だった。特に復路は近年、大勢が決している展開が多かったが、今回は東洋大と東海大が8区までデッドヒートを繰り広げた。

 さらに、往路6位と出遅れた青学大も6区の小野田勇次(4年)の区間新記録を手始めに、3人が区間賞という猛追で終盤まで見せ場をつくった。「ゴーゴー大作戦」を掲げていた青学大・原監督の強烈なキャラクターも浸透しているだけに、敗れてどんな顔をするのかにも注目が集まったと考えられる。

 王者・東海大は黄金世代の3年生が残り、原監督率いる青学大もこのままでは終われないだけに、新元号となる来年以降も箱根フィーバーは続きそうだ。

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