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青学大・原監督、大誤算…失速6位で5連覇大ピンチ「歴史に残る大逆転しかない」

 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 史上初となる2度目の大学駅伝3冠と、史上3校目の総合5連覇が懸かる青学大が大ピンチだ。3区でエース森田歩希(4年)が区間新記録の快走でトップに立ったものの、4区の岩見秀哉(2年)、5区の竹石尚人(3年)が大失速。5時間32分1秒で6位に沈み、トップの東洋大とは5分30秒差。原晋監督(51)は「復路は歴史に残る大逆転しかない」と平成最後の奇跡に懸ける。

 我が世の春を謳歌(おうか)してきた青学大の時代がこのまま終わってしまうのか-。往路が終わってトップとは5分30秒差の6位。距離にして約2キロと逆転するには致命的なビハインドで、5連覇に黄信号がともった。

 「何が起こるか分からんね。箱根駅伝は難しい」。まさかの事態に、いつもは冗舌な原監督の声にも力がない。「そう簡単に返せるタイムじゃないですよ。返せると言うとほら吹きになっちゃう」と“白旗”すらちらつかせた。

 5(ゴ)連覇が懸かる95(ゴ)回大会にちなんで「ゴーゴー大作戦」を掲げていた指揮官だったが、往路は大誤(ゴ)算に見舞われた。3区で首位に立ったものの、4区の岩見が大ブレーキ。区間15位でトップと3分30秒も離された。さらに、5区の竹石も山上りで区間13位と失速。「3区までは予定通りだった。(トップと)2分以内なら上出来だったが…」と頭を抱えた。

 大会前は「就任15年目で過去最高と言ってもいいチームになった」と自信をのぞかせた。控えも含めて16人誰を使っても勝てるほどの高レベルなチームをつくりあげ、その中で抜てきした1人が岩見だった。直前までは普通に練習していたというが、本番になって低体温症を発症したという。実力者ながら三大駅伝初出場とあって、指揮官は「普通に走ってくれるだけでよかったが、過度なプレッシャーがかかったかな」と箱根駅伝の難しさをあらためて痛感した。

 ただ、復路には圧倒的な選手層の厚さを後ろ盾にした“猛追プラン”もある。6区に小野田勇次(4年)、7区に林奎介(4年)と前回区間賞を擁しており、アンカーにする予定だった控えの鈴木塁人(2年)を前倒しの8区で起用する可能性もある。

 「1人1分半ずつ縮めて、9区までに(トップと)2分以内なら面白いことが起きるかも」と話し、「復路は歴史に残る大逆転ですよ。それしかない。終わってみないと何が起こるか分からん。逆転したらカッコいい」と自分に言い聞かせるように望みを託した。

 ゴーゴーとばかりに郷ひろみの「ゴールドフィンガー’99」(99年発売曲)から「アチチアチ♪と燃えたぎっています」と5連覇を宣言していたが、それも「なかったコトにして」(00年発売曲)と霧散してしまうのだろうか。

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