【18年広島スポーツ10大ニュース】カープ3連覇もオフには残念なニュース

 今年も残すところあとわずか。プロ野球ではカープが球団史上初のリーグ3連覇を達成。しかし、日本シリーズではソフトバンクに苦杯を喫し、34年ぶりの日本一はお預けに。オフには丸佳浩外野手(29)のFA移籍という残念なニュースもあった。「2018年広島スポーツ10大ニュース」をお届けします。

 1位は広島カープの3年連続9度目のリーグ制覇。開幕ダッシュに成功すると、その後も他球団に力の差を見せつけて独走。9月26日のヤクルト戦(マツダ)を10-0で勝利し、2位・ヤクルトに9・5ゲーム差をつけてゴールテープを切った。リーグ3連覇は球団史上初の快挙。ソフトバンクと戦った日本シリーズでは1勝4敗1分けで敗退し、日本一は逃した。

 2位は2年連続MVPに輝いた丸のFA移籍。しかも、行き先はライバルの巨人。来季は敵として戦うことになり、カープファンにとっては残念なニュースとなった。

 3位は新井貴浩選手(41)の引退。98年度ドラフト6位で広島に入団。阪神へのFA移籍を経て、2015年に広島に復帰。05年に本塁打王、11年に打点王を獲得した球界を代表するスラッガーが、ファンから惜しまれながら20年間の現役生活に別れを告げた。

 4位も残念なニュース。昭和のカープ黄金期を支えた衣笠祥雄氏が4月23日に上行結腸がんのため東京都内で死去した。享年71。広島では6月28日にお別れの会が開かれ、盟友の山本浩二氏ら多くの関係者が参列。2215試合連続出場のプロ野球記録を樹立し、国民栄誉賞にも輝いた“鉄人”との別れを惜しんだ。

 5位はサンフレッチェ広島。昨季15位に沈んだが、城福浩新監督(57)の下、開幕ダッシュに成功。9月中旬まで首位の座を走り続けた。終盤に失速して3季ぶりの優勝はならなかったが、2位に食い込んだ。また、7位にはユース時代からサンフレ一筋22年のMF森崎和幸選手(37)が現役を引退。引退会見では「生まれ変わったとしても、またサンフレッチェでやりたい思いが強い」と語った。

 6位は高校野球の広陵。今夏の県大会に続いて、秋季県大会でも優勝。さらに11月の中国大会でも12年ぶり11度目の優勝を飾り、来春のセンバツ出場に当確ランプをともした。

 8位は、広島六大学野球春季リーグで広島大が09年秋以来、17季ぶり通算12度目の優勝を飾った。エース中田朋樹投手(4年)が6勝をマーク、防御率0・89という圧巻の投球で引っ張った。

 9位はバレーボールのJTサンダーズ。12月の全日本選手権を制し、4大会ぶり3度目の栄冠を手にした。10位は11月の社会人野球日本選手権でJFE西日本(福山市・倉敷市)が準優勝。三菱重工名古屋との決勝は延長十三回までもつれ込んだが、1-2で惜敗し、04年以来2度目の優勝はならなかった。

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