張本智和「世界ランク1位も夢じゃない」来年は全日本連覇&世界選手権獲りだ

 卓球のワールドツアー上位選手によるグランドファイナル(韓国・仁川)で男子シングルスを大会史上最年少となる15歳172日で優勝した張本智和(エリートアカデミー)が17日、成田空港に帰国した。今回の優勝で来年1月更新の世界ランキングで5位から上昇することは確実で、日本男子史上最高位の4位を超えることも期待される。張本は「世界ランク1位も夢じゃない」と、さらなる飛躍を誓った。

 張本が快挙達成から一夜明け、約50人の報道陣が待つ空港に凱旋した。「だんだん実感が湧いてきて、うれしいです」。大会中は朝早かったこともあり機内では爆睡。夢見心地で喜びをかみしめた。

 最年少記録を並べ立てて終わりじゃない。世界ランクは現在自己最高の5位だが、今回の優勝でさらに上昇することは確実。日本男子では水谷隼(木下グループ)が昨年2月の時点で4位だったのが最高で、その更新も期待される。「東京五輪の時には優勝候補と言われたいし、世界ランク1位も夢じゃない」と宣言した。

 今年は1月の全日本選手権に始まり、6月のジャパン・オープン荻村杯、そしてグランドファイナルと節目の大会を制したが、「80点くらい」と自己採点。「今回みたいに100点の時もあったし、20点や30点の時もあった。安定して80、90点台のプレーを出せるようにしたい」と安定感をカギに挙げた。

 帰国後も23日を皮切りに年内のTリーグ3試合は休まずに参戦予定で「全部勝ちたい」と意欲。五輪代表レースがスタートする19年に向けても「絶対に全日本選手権で2連覇して、1番大きい世界選手権で金メダルを獲りたい」と青写真を描いた。天才少年の成長期はまだ続く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス