紀平梨花、100点満点で「85点」完璧目指す【一問一答2】

メダルを手に笑顔を見せる紀平梨花=成田空港
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 カナダ・バンクーバーで行われたフィギュアスケート・GPファイナルで初出場初優勝を成し遂げた紀平梨花(16)=関大KFSC=が11日、成田空港に帰国した。次の目標は全日本選手権(21日競技開幕、大阪・門真市)になるが、今季は今のところ100点満点で「85点」と自己採点。「うまく体の筋肉の状態もコントロールできなかった試合もあった」ことなどが残りの15点分の課題だとした。以下、一問一答の要旨2。

 -ロシア勢を打倒した達成感は。

 「フリーが終わるまでは特にメンバーとか、大きな試合っていうことは考えてなかったんですけど。それでも演技後は1位になれるか微妙だったので、そこは願っていたので、1位をとれたということは、その時、すごくうれしかったし、まだこれからなので、ここからが重要になってくると思うので、どの大きな試合でも安定した成績を出せるように、いまからまた頑張らないといけないなと思います」

 -ロシア選手への意識はあったか。

 「でもロシアの選手は強いなというイメージがあって。ロシアに勝ちたいよりも、自分の完璧な演技で何とかしていい成績をずっと残し続けたいというのはあったので、すごいロシアの強い選手もまた今回もたくさん来ていたので、いい成績がとれるか分からない状況だったので、すごい集中して頑張れたし、どんな状況でもできるようになれたらいいなと思います」

 -国際試合を4試合終えて、100点満点でどれぐらいか。

 「85点ぐらいだと思います。すべての試合で完璧っていうわけではなかったので。順位は本当にうれしかったですけど、自分のできとか、うまく体の筋肉の状態もコントロールできなかった試合もあったので、そういうところが(残りの)15点になります」

 -トリプルアクセルも他のジャンプと同様の感覚か。

 「そこまでまだ簡単なジャンプではなくて、何とか本当に試合に入れることができているというか。安定していても、本当に試合で飛ぶのが難しいジャンプではあるので、これからも本当に集中してケガのないように、何とか調子を持っていくことしていくと思うんですけど。それでも安定できるようにしたいと思っています」

 -全日本までの願いは。

 「トリプルアクセルの調子を下げないように。あとは靴が、だいぶん柔らかくなってきたので、それは絶対に、靴を壊さないように気をつけて練習しないといけないし、何とかして全日本まで持たそうと思っています」

 -フリー160点台も見えてきている?

 「フライングシットスピンもレベルを落としていて、あとはトリプルアクセルも加点をもらえたら、頑張ったら10点もらえると思うので、本当に完璧な演技をすれば160点というところも見えてくると思うんですけど、それが本当に難しいことなので、もっと気を引き締めていかないと、その壁は遠いんじゃないかという気がします。やっぱり完璧な演技をどの試合も目指して、結果がついてくるのがいいと思います」

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