有罪判決の元マラソン・原裕美子被告「批判は覚悟」でTV生出演「真実伝えなければ…」

 元マラソン女子日本代表で、執行猶予期間の窃盗で有罪判決を受けた原裕美子被告が4日、日本テレビ系「スッキリ」に生出演。原被告は摂食障害からくる窃盗症であることを公表しているが「真実をきちんと伝えなければ同じ思いで苦しんできた方々が変わることはない」という思いで出演を決意したことや、最初の万引きから「数え切れないほど」万引きをしてしまったことなどを隠すことなく赤裸々に語った。

 黒のスーツ姿で弁護士を伴いスタジオに登場した原被告は、3日に懲役1年、保護観察付き執行猶予4年の判決が下されたが「法としてのけじめというのは終わりましたけど、社会の中でのけじめ、償いはできていない。番組に出させて頂く事でご批判覚悟しているが、でもここで真実をきちんと伝えなければ同じ思いで苦しんできた方々が変わることはない」と出演を決意した理由を語った。

 原被告が最初の万引きをしたのは09年の合宿中。買い物が禁止だったことから財布を取り上げられていたが、「食べたい一心」でお店に入った瞬間に「あれも食べたい、すべて食べたいと後先考えず」取ってしまったという。

 その後、10年に摂食障害で治療入院、14年にはコーチとの金銭トラブルなどもあり、万引き行為を繰り返していたことも告白。14年までの間に万引きは「数え切れないぐらいありました」と赤裸々に語り「信頼していた人に裏切られた気持ちが強くて、金銭被害とお店は全く関係ないけど、取ることでその気持ちをぶつけてしまっていたところもあった」と振り返った。

 その後、17年7月に逮捕され、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けるも、今年2月に再び逮捕。その後施設での窃盗症の治療、入院を経て、今は「退院してから(万引きの)欲求はでていないし、今現在、買い物を楽しめている自分がいる。それが大きな違い」と症状は好転しているという。最後には「身勝手な行動でお店の方始め、関係者に多大なご迷惑お掛けしたことを謝罪させていただきたい。申し訳ありませんでした」と頭を下げていた。

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