国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は25日、東京都庁で小池百合子知事と会談し、今夏の日本の猛暑に触れ「暑さについては私たちも懸念している。(五輪本番の)2020年に同じような暑さがやってくることになったら、対策が必要だ」と述べた。また、IOC側がマラソンの競技開始の前倒しを検討する意向も示した。
暑さ対策の一環として、大会組織委員会はマラソンのスタート時刻を午前7時から前倒しすることを検討している。会談に同席したIOCのコーツ調整委員長は「マラソンと競歩の開始時間を午前5時半から同6時ぐらいに早めることを前向きに検討したい」と述べた。