パラリンピックの競泳で14個の金メダルを獲得しているダニエウ・ジアス(ブラジル)が23日、東京都内で小中学生と交流するイベントに参加し「2020年東京大会でも多くのメダルが取れるように全力を尽くす。ベストのタイムを出したい」と意気込みをのぞかせた。
30歳のジアスは生まれつき、両腕の先端と右膝から先がないが、体幹の筋肉と力強い左脚のキックを生かし、16年リオデジャネイロ大会では出場9レースで表彰台に上がった。
この日はリレー対決に臨んで100メートルを泳ぎ歓声を浴びた。「限界を設定しないで何事にも挑んでほしい」と笑顔でメッセージを残した。