貴景勝1敗守る 2敗は9連勝の碧山ら3人 3大関は全員白星

 「大相撲九州場所・11日目」(21日、福岡国際センター)

 小結貴景勝(千賀ノ浦)は、前頭二枚目栃煌山(春日野)をはたき込みで破り、1敗を守った。貴景勝は2場所ぶりの2桁10勝目。幕内での自己最多11勝の更新も視界に入った。過去5勝1敗と相性のいい栃煌山を相手に、頭から当たって、押し突きでまわしを取らさず、左へ動いてはたき込んだ。

 2敗で貴景勝を追うのは大関高安(田子ノ浦)、大栄翔(追手風)、碧山(春日野)。3敗は大関豪栄道(境川)、阿武咲(阿武松)隠岐の海(八角)となった。

 大関陣は高安が結びの一番で関脇逸ノ城(湊)をはたき込みで下して2敗を守った。強引なはたきに対して、逆に押し込まれ、土俵際での微妙な相撲に物言いがついたが、軍配通り高安の勝ちとなった。

 栃ノ心(春日野)は、前頭五枚目千代大龍(九重)のつきひざで6勝目(5敗)を挙げた。豪栄道は、小結魁聖(友綱)を寄り倒して8勝目を挙げ、3場所連続の勝ち越しを決めた。

 貴景勝を追っていた平幕の2敗勢3人は明暗分かれた。

 前頭九枚目大栄翔は、同六枚目輝(高田川)を押し出しで破り、9勝目。前頭十二枚目碧山は、同十枚目豊山(時津風)に対して、強烈な突き押しで攻め立ててからのはたきで勝負を決め、3日目から9連勝とした。

 貴景勝と同じ22歳同級生の前頭十三枚目阿武咲は、同七枚目松鳳山(二所ノ関)に寄り切りで敗れ、3敗目を喫した。

 3敗の前頭十一枚目隠岐の海は、同十四枚目千代翔馬(九重)を上手投げで下して、3場所連続の勝ち越しを決めた。

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