十両復帰の豊ノ島が5勝目 験担ぎにラーメン

 「大相撲九州場所・7日目」(17日、福岡国際センター)

 13場所ぶりに十両復帰した元関脇の豊ノ島(35)=時津風=が幕下の彩(錣山)を押し出して5勝目(2敗)を挙げた。立ち合い張って左を差し、出足鋭く一気に仕留めた。

 「前に出る相撲で良かった。圧力をかけていけた。初心に戻って、前に出る。相撲の基礎ですね」と納得顔で振り返った。

 4日目に初黒星を喫した際にラーメンで「験直し」。5日目の白星後は食べずに帰ったところ6日目は黒星。その後、「験直し」のラーメンでまた勝つことができた。

 「ラーメンをどうするか。結局食べ続けなくてはいけなくなる」と前日まで“ラーメン問題”に悩んでいたが、結論は出た。「験担ぎで食べる。体のことは二の次。験担ぎが好きなので」と、負ければ「験直し」、勝てば「験担ぎ」で毎日食べ続けることにした。

 付け人に太宰府名物「梅ヶ枝餅」、「勝栗」を買ってきてもらい、ラーメンと3点セット。前日、入った店は「達磨ラーメン」で「七転び八起き。体もだるまに似ているし」と、担ぎまくった。

 先場所までなら七番相撲で終わりだが、関取復帰でまだまだ先は長い。「この2年を思ったらどうってことのない疲れ」と心地いい疲れを感じる。「一日一番。結果は後で付いてくる」と、力を込めた。

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