ベイカー茉秋、涙の復活V!「リオ五輪以上にうれしい」

 「柔道・講道館杯全日本体重別選手権」(4日、千葉ポートアリーナ)

 19年世界選手権(東京)代表第1次選考会を兼ねて行われ、男子90キロ級はリオデジャネイロ五輪金メダルのベイカー茉秋(24)が初優勝した。

 ベイカーが復活を告げる優勝を果たした。昨年4月に右肩を脱臼し手術し、リオ五輪以降は優勝から遠ざかっていただけに「リオ五輪以上にうれしい。今回は一度どん底を見ての優勝なので格別の思いがある」。目に涙を浮かべながら、喜びをかみしめた。

 決勝は先に技ありを取られる苦しい展開となったが、執念で逆転勝ち。国内の代表争いでも2番手に甘んじているが、2連覇を目指す東京五輪の代表争いに踏みとどまった。「やっとスタートラインに立てた。1つ1つの試合を大事に戦いたい」と完全復活を誓った。

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