真木和さん死去 乳がん、49歳 元アトランタ五輪女子マラソン代表

 96年アトランタ五輪女子マラソンに出場した1万メートルの元日本記録保持者、真木和(まき・いずみ=現姓山岡=やまおか)さんが18日に乳がんのため大阪府箕面市の自宅で死去していたことが24日、分かった。49歳。愛媛県出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。

 今治北高を出て入ったワコールで力をつけた。1万メートルで91年世界選手権、92年バルセロナ五輪、93年世界選手権と3大会続けて決勝進出。92年に日本記録を更新した。96年3月の名古屋国際女子マラソンを制し、五輪代表に選ばれた。2度の五輪とも12位だった。

 04年末に乳がんが見つかり、治療と再発を繰り返しながらも「気丈に振る舞っていた」という。ワコールで長年指導した藤田信之氏(78)は18日に連絡を受けて自宅に駆けつけ葬儀・告別式にも出席。「早すぎる。非常にショック。自分にとっては子供のようなもの」と別れを惜しんだ。

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