山根明前会長 奈良判定認定に不満「僕に言わせればおかしい」連盟の新体制も批判

 日本ボクシング連盟の前会長で、助成金流用やパワハラ、反社会的勢力との交際で辞任した、“歴史の男”こと山根明氏(79)が13日、都内で行われたタレントのデヴィ夫人が開催したチャリティーパーティー「ザ グランド インペリアル チャリティ バンケット」に出席した。

 関西のテレビ番組で一緒になったことが縁で、夫人が山根氏を招待。「私のファンでいらっしゃるそうで」と紹介した夫人に対し、蝶ネクタイ姿で登場した山根氏は「最高ですよ。男冥利に尽きます。ボクシング界を代表してではなく、男・山根として招待してもらった」と、感無量の様子で話した。

 先日、一連の告発の内容を調査した第三者委員会の最終報告が発表され、山根氏の“お気に入り”選手に優位な判定があったとされる通称“奈良判定”も一部認定された。これに対して山根氏は「僕に言わせれば、そういう認定いうんはおかしい」と、不満をにじませた。「こないだのインターハイでも判定が割れたり、そういう状態ですから」と、説明した。

 ワイドショーリポーターからの「男・山根がいなくなって、アマチュアボクシングは大丈夫か?」という問いには「それは分かりません」としつつ「今の政権(連盟新体制)よりももっと立派な関係者が日本全国にいっぱいいます。今の関係者はボクシング競技、名前だけでやってるだけであって、そういう経験がありません。ただ、日本全国には立派な関係者がいっぱいいますから。山根なしでもできます。本当にアマチュアボクシングのために色んな人がやることに対して、私が助言できるならします。ただ、今の政権には一切しません!もう段階が違いますから。天と地の差ですから」と、連盟の新体制を批判した。一通り熱弁を振るい、満足したのか「今日はめでたい席ですから、この辺で」と、切り上げた。

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