【相撲協会理事会まとめ】貴親方退職は1日付け、一門加入の意義は?

 日本相撲協会が1日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、貴乃花部屋の所属力士8人、床山1人、世話人1人の千賀ノ浦部屋への移籍を承認した。また、この日付けで、「引退届」として出されていた申請を「退職届」として受理した。以下、各項目についての決定や、協会の主張まとめ。

(1)力士らの部屋移籍

 所属先変更願いが9月29日に、貴乃花親方の代理人弁護士から提出され、それまであった不備が解消されたことから、この日、理事全員一致で承認された。

(2)退職届

 貴乃花親方は「引退届」として9月25日に提出したが、正しくは「退職届」だとして受理されなかった。貴乃花親方の弁護士、退職届と読み替えるよう求める上申書を提出。協会側の弁護士も法的に問題がないと確認したため、10月1日付けで受理した。理事会で決をとる内容ではないため、理事会ではその内容が報告された。

(3)一門への所属について

 7月26日の理事会で、一門、年寄会、年寄総会の規定を整備することが議論に乗せられた。尾車事業部長(元大関琴風)は「親方たちが意見を言うことを制約するものでは、決してありません」と説明した。

 狙いは2点あり、各一門への補助金の透明化、もう一つは各一門にコンプライアンス担当の親方を置いて、暴力問題の再発を防ぐことに取り組むとした。この議論は各一門の代表者である理事から行われたが、貴乃花親方ら無所属の親方には阿武松親方(元関脇益荒雄)が伝達することを決めたと振り返った。

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