御嶽海4敗で大関とり崖っぷち 上位陣の壁…「まだ5日ある」
「大相撲秋場所・10日目」(18日、両国国技館)
御嶽海は3連敗となり、大関とりに向けて崖っぷちに立たされる4敗目を喫した。立ち合いは頭から強く当たって前に出たが、横綱に右を差されると上体を起こされて形勢は逆転。そこから一気に寄り切られて土俵を割った。
先場所は上位陣が軒並み不在の中で奮闘し、初優勝を果たした。しかし、真価が問われる今場所は大関栃ノ心こそ破ったものの、6日目に大関豪栄道、9日目には横綱白鵬に苦杯。上位陣に跳ね返される結果となった。
今場所後の大関昇進への目安となる11勝には、もう1番も負けられない厳しい状況。それでも、残りを全勝すれば可能性は残る。支度部屋では目を閉じて悔しさをかみしめながらも、「気持ちを切り替える。まだまだ5日あるので」と崖っぷちからの巻き返しを誓った。