97キロ炎鵬、八艘飛びで212キロ臥牙丸ほんろう「めちゃくちゃ怖かった」

臥牙丸(右)を相手にジャンプする炎鵬=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲秋場所・4日目」(12日、両国国技館)

 体重97キロの十両炎鵬(23)=宮城野=が八艘飛びからのはたき込みで体重212キロの臥牙丸(31)=木瀬=を破り、2勝目を挙げた。

 体重115キロ差に「モロに食らったらヤバいから逃げようと思った」という炎鵬。立ち合いで2度変化する形を取るも合わず、3度目で立つと右斜め上に大きく飛び上がり、泳いだ臥牙丸の巨体を即座にはたき込んだ。

 「めちゃくちゃ怖かった。待ったした時、(相手の)顔が真っ赤にゆで上がっていた」という恐怖の取組。「相手の頭が低かったから、狙いは右に行くことでした。その意識が強すぎて、気がついたら飛んでいた。人生で初めて飛びました」と、無意識で繰り出した八艘飛びだった。

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