体操協会が塚原光男副会長、塚原千恵子強化本部長の職務を一時停止

 体操女子リオデジャネイロ五輪代表、宮川紗江(19)を巡る問題で、日本体操協会は10日、緊急会議を開催し、塚原光男副会長(70)、塚原千恵子女子強化本部長(71)の職務一時停止を決定した。第三者委員会の調査報告が出て、理事会決定が出るまで。

 具志堅幸司副会長は「塚原夫妻で継続するのと、われわれの判断とで、どっちが選手、国民に納得を得られるかを物差しとした。これだけ騒ぎになったのだから継続はありえない」と話した。10月開幕の世界選手権(カタール、ドーハ)に向けて、複数のコーチから現体制では難しいという声があったという。

 第三者委員会の調査期間が、当初の9月内から、1カ月半~2カ月掛かることになり、問題が解決しないまま、世界選手権(10月・ドーハ)を迎えることが確実に。現強化体制では、選手たちへの影響も避けられないだけに、日本協会の山本宜史専務理事は、塚原強化本部長を暫定的に職務停止とし、代行を立てる可能性を示唆していた。

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