池江璃花子5冠、日本女子メドレーリレー金で達成 競泳女子1大会最多タイ

競泳女子400メートルメドレーリレーで、3分54秒73の日本新記録で優勝した日本。左から酒井、鈴木、池江、青木智(共同)
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 「アジア大会・競泳」(23日、ジャカルタ)

 女子400メートルメドレーリレーで、日本(酒井夏海、鈴木聡美、池江璃花子、青木智美)が3分54秒73の日本新記録、大会新記録で、金メダルを獲得した。池江はアジア大会での日本女子競泳過去最高に並ぶ5冠を達成した。

 第一泳者・背泳ぎの酒井は中国と競り合いながらトップでタッチ。平泳ぎの鈴木が体一つ分のリードを奪うと、バタフライの池江で体3つ分ほどに差を広げる。アンカーの青木がリードを守り切った。

 日本と優勝を争っていた中国と、韓国が失格になる波乱もあり、2位が香港、3位にはシンガポールが入った。順位が確定するまで、不安そうな日本選手の表情も印象的だった。

 これまで池江は400メートルリレー、100メートル自由形、50メートルと100メートルのバタフライで金メダルを獲得していた。この種目の日本記録は今年8月12日のパンパシフィック選手権で酒井、青木玲緒樹、池江、青木智が記録した3分55秒03だった。

 レース直後のTBSによるインタビューに4人とも明るい表情で応じた。酒井は「個人よりもタイムを落としてしまったので、そこは申し訳なかったかなと思うんですけど、後ろの3人の先輩が頼もしくて優勝もできてすごくうれしいです」とチームメートに感謝。ベテランの鈴木は「リレーもかなり久しぶりだったので、失格をしないようにしっかりと泳ごうと思いながら、最後の力を出し切りました」と落ち着いて話した。

 池江は泳いでいて「楽しくてしかたなかった」と笑顔を見せ、「前の2人が1番をキープして、絶対優勝したいと話していたので、1位をキープしたまま智美さんにつなげたので良かったです。昨日(混合400メートルリレー)はすごい悔しい思いをしたので、今日は絶対、金メダルを取りたいと他の3人の選手とも話していたので、取れたし、記録もすごいいい記録だったのでとてもうれしいです」と声を弾ませた。

 青木は「私はこのレースがアジア大会最後のレースだったので、いい締めくくりをしたいと思っていたので、いい色のメダルといいタイムが出せて良かったと思います」と有終の美となったことを喜んでいた。

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