山下真瑚が逆転V 世界ジュニア銅の15歳が三原舞依&坂本花織下した

 「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(13日、滋賀県立アイスアリーナ)

 最終日は男女フリーなどが行われ、女子は世界ジュニア銅メダルの山下真瑚(15)=中京大中京高=がフリー120・62点、合計190・02点で前日のショートプログラム(SP)2位から逆転で優勝した。2位は昨年の四大陸選手権を制した三原舞依(18)=シスメックス、3位は今年の四大陸選手権女王で平昌五輪6位の坂本花織(18)=シスメックス=だった。

 まだあどけない15歳が2人の四大陸女王を従えて表彰台の頂上で笑っていた。今季からシニアに転向した山下が今季2戦目で優勝。まだシーズン序盤、相手も調整段階とはいえ、三原、坂本という実績ある2人と渡り合えたのは価値がある。

 「フリーがよかったわけではなく、みんなが失敗したので。納得はいかないですね」。確かに三原、坂本は転倒した。失敗が大きく響く新ルールの恩恵もあったようだが、ミスを最小限にとどめたのは事実。演技中に「よくある」という鼻血が出るアクシデントも、最後まで滑りきった。

 今年3月の世界ジュニアで銅メダルを獲得した高校1年生は浅田真央、宇野昌磨らを輩出したグランプリ東海クラブの門下生。昨年から使用するフリー曲は浅田先輩の代表曲でもある「蝶々夫人」。9月のロンバルディア杯(イタリア)、10月のグランプリシリーズに向けて幸先よしだ。

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