「競泳・関東高校大会」（２２日、横浜国際プール）

　女子１００メートルバタフライ決勝で、池江璃花子（１８）＝ルネサンス＝が大会記録の５６秒５０で優勝した。リオ五輪なら銅メダル相当で、６月に樹立した日本記録（５６秒２３）にも肉薄する好タイム。「（練習で）体の疲れもあったが、安定して５６秒台を出せている」と、８月のパンパシフィック選手権（東京）、アジア大会（ジャカルタ）に向け自信を深めた。

　世界記録保持者ショーストロム（スウェーデン）ら歴代２人しか記録していない５５秒台も射程。今夏突破すれば東京五輪金メダルも夢ではない。今年から師事する三木二郎コーチの発案で懸垂をメニューに取り入れ、「前は３～５回が最高だったが、今は１０回２セットできる」とパワーアップ。超高校級スイマーの伸びしろは無限大にある。