水球女子日本代表 異例の合宿打ち切り 過酷練習&男子監督批判でボイコット動きも

 8月に開幕するジャカルタ・アジア大会に出場する水球女子日本代表“ポセイドンジャパン”が横浜市内で行われていた合宿を途中で打ち切っていたことが20日、分かった。

 関係者によると、連日35度を超える猛暑の中、早朝5時から夜9時まで連日の4部練習で選手たちはやけどのような症状を負い、病院に運ばれるなど疲弊していた。

 さらに18日に行われた大学生との練習試合で、大学側の指導者から叱責される事態が発生。男子代表の大本洋嗣監督からフェイスブック上で学生の水着を破るほどの“ラフプレー”を「この悪質行為はすべて日本代表選手によるもの。掴み合いが大事と言う選手たちに問いたい。体格差があり、世界に歯が立たないあなた方が外国人と同じように掴み合って勝てるのか?」と糾弾され、チーム内に動揺が走り、合宿離脱を訴える選手が続出。水球委員会が21日までの予定だった合宿の19日での打ち切りを決めた。

 30日から再び都内で合宿を行う予定だが、一部選手にはアジア大会ボイコットの動きがあり、先行きは不透明。日本水連は「現在、本連盟・水球委員会及び関係者に確認を行っていると共に、係る経緯報告書の提出を求めております。本件につきましては、詳細の把握後に、改めて連盟としての説明及び見解を申し上げることをご連絡申し上げます」と、調査中であることを発表した。

 20年東京五輪では開催国枠で五輪初出場が確実となっている水球女子に思わぬトラブルが発生した。

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