栃ノ心が右足親指負傷休場…全3横綱1大関不在に

 「大相撲名古屋場所・7日目」(14日、ドルフィンズアリーナ)

 新大関栃ノ心(30)=春日野=が14日、日本相撲協会に「右母趾MP関節側副靱(じん)帯損傷で8月13日まで約1ケ月間の休業、加療を要する見込み」との診断書を提出し休場した。13日の玉鷲戦で敗れた際、右足親指を負傷した。休場は17年初場所以来7度目。新大関の休場は2000年夏場所に全休の武双山以来。

 稀勢の里、白鵬、鶴竜と3横綱休場に続き、今場所目玉の新大関まで離脱した。番付に横綱が3人の場所での3横綱、1大関の休場は99年春場所(貴乃花、3代目若乃花、曙、千代大海)以来19年ぶり、看板の総崩れとなった。

 朝稽古で四股を踏んだが痛みが強く「足が踏めない」と無念の出場断念。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は「相撲を取れる状態ではない。足の(親指の)裏が内出血して腫れている」と説明した。本人は「ちょっと悔しいね」とショックをあらわにした。

 近日中に東京に戻り精密検査を受ける予定。「じん帯がちょっと切れている。冷やして何とか腫れが引けば。良くなれば出たい」と再出場の可能性も残す。ただ「今の状態では力が入らない」と現状では相当厳しい。再出場しなければ来場所いきなりカド番となる。

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