安美錦4勝目、立ち合い当たりに手応え「いい方向」

土俵際、下手投げで勝利した安美錦=ドルフィンズアリーナ(撮影・西岡正)
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 「大相撲名古屋場所・5日目」(12日、ドルフィンズアリーナ)

 十両安美錦(39)=伊勢ケ浜=が大奄美(追手風)を下手投げで下し3連勝で4勝目(1敗)を挙げた。

 鋭い踏み込みで当たり勝つと両差し。下から攻めて寄りながら外掛けで相手を崩して、最後は豪快に投げ捨てた。「差されないよう心がけて踏み込んで。差せればいいくらいの気持ちだった。(外四つで)極(き)められないよう意識して体を寄せていった。自分からやっていこうと思った」と鮮やかな攻めが光った。

 先場所は再入幕したが古傷の右膝を悪化させた影響もあり4勝11敗と負け越し。今場所、再び十両で仕切り直しとなった。

 今場所前は稽古場で体を入念に動かすことができ、反応も良くなった。「当たってから差す選択ができる。いい方向に向いている」と、うなずいた。

 上々の序盤を終え、残り10日。「考えて、それに近い形でできているのかな。そういう風にやっていけば終わりまでいける気持ち」と、気を引き締めた。

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