サンウルブズ、逆転トライで歴史刻む 参入3季目でシーズン最多の3勝目
「スーパーラグビー、ブルズ37-42サンウルブズ」(30日、シンガポール)
日本チームのサンウルブズはブルズ(南アフリカ)に42-37で勝ち、今季3勝目(11敗)を挙げた。1シーズン3勝は、参入3季目で最多。サンウルブズは前半は14-21で折り返し、35-37の後半35分に途中出場のフランカーのウォーレンボスアヤコ(22)が中央に逆転トライを奪った。ブルズは5勝9敗。
3季目で、最多の3勝目を手にした。サンウルブズが後半の最後に逆転トライを挙げた。フランカーのブリッツ共同主将は「日本ラグビーの歴史に名を刻めて誇りに思う」と胸を張った。
後半、密集での反則が重なってリードを広げられたが、25分に自陣で奪い返したボールをつないでCTBリトルのトライ(ゴール)で一時逆転。PGでひっくり返されたが、2点を追う35分にラインアウトから連続攻撃し、ウォーレンボスアヤコの逆転トライが生まれた。
日本代表の主力は休養のため不在だが、6月の代表戦で出場時間の短かったWTB山田や代表資格のない外国人選手が躍動した。引き離されても諦めなかった仲間たちを、ブリッツは「メンタルの強さが生きた」と満足そうに話した。