樋口新葉が挑戦の新SP披露「恥ずかしくて笑っちゃう」
「フィギュアスケート・アクアカップ」(30日、アクアリンクちば)
世界選手権銀メダリストの樋口新葉(17)=東京・開智日本橋学園高=が新シーズン初戦を戦い、59・68点だった。
ショートプログラム「エナージア」を初披露。ダンス・デュオ「ソフィー・タッカー」のアップテンポなナンバーに合わせ、ダンサブルな演技を見せつけた。冒頭はダブルアクセル。続くルッツジャンプは1回転となったが、「すごく(シーズン初戦が)早い時期だったけど、思ったより落ち着いて滑れた」と笑顔だった。
北京五輪への4年間を意識し「新たな表現をできるようになりたい。やったことがない振り付けやポーズもたくさん入れてもらった」と挑んだ挑戦の一曲。左手を腰に当てた最初のポーズは「自分の予想を超えてきた。いまだに恥ずかしくて笑っちゃう」と照れくさそうに話した。今回はショー用の白い衣装で臨んだが、今後は「ラテン系」の衣装に変更する予定という。
ルール改定のため大技に挑むリスクが増したとの見方もあるが、フリーでのトリプルアクセル(3回転半)挑戦の意志を問われると「もちろん」と力強くうなずいた。シーズン中盤には完成させたい意向。今季の目標は「GPファイナル(12月、バンクーバー)に出るだけじゃなく、表彰台を狙いたい。全日本(12月、大阪)の表彰台にもまた上がりたい」と決意を語った。