東海大が3連覇 “未完の大器”太田がエースの自覚で一本勝ち

 「柔道・全日本学生優勝大会」(24日、日本武道館)

 男子は東海大が3年連続23度目の優勝を果たした。決勝は筑波大と対戦し、1-1で迎えた代表戦で17年ユニバーシアード大会無差別級王者の太田彪雅(ひょうが、3年)が、今夏のアジア大会81キロ級代表の佐々木健志(4年)に払い腰で一本勝ちした。

 高い潜在能力を持ちながら、上水研一朗監督から精神面の弱さを指摘されていた“未完の大器”が3連覇に導いた。決勝の筑波大戦で、中堅で出場した太田は大外刈りで一本勝ち。代表戦にも指名されると「準備はできていた」と落ち着いて相手に組み勝ち、最後は払い腰で投げ切って一本勝ちした。

 太田は昨年の後半から不調に陥っていたが、勝負所で力を示した。「ずっと『エースとしての自覚を持て』と言われてきたが、決勝でやっとエースの仕事ができた。最後は投げ切れて良かった」と、面目躍如に胸をなで下ろした。

 自身が身を置く100キロ超級では今年の世界大会代表争いに入れなかった。団体戦で自信を深め、「個人の試合でも優勝したい」と飛躍を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス