18歳高松が女子1500メートルで大逆転初V

 「陸上・日本選手権」(23日、維新みらいふスタジアム)

 ジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねて行われ、女子1500メートル決勝で、高松智美ムセンビ(18)=名城大=が、自己ベストの4分17秒43で初優勝。最後の直線で猛スパートをかけ、ラスト10メートルで付近で大逆転した。初の決勝舞台で「不安があった」と言うが、「我慢すれば追いつけると思った。自分を信じてよかった」と胸を張った。

 148センチ、38・5キロの小柄な体らしからぬダイナミックな走りには、DNAが宿っている。ケニア出身の父、マクセルさんは元マラソン選手で、長野マラソン優勝の経歴を持つ。大阪薫英女学院(大阪)では2歳上の姉の望ムセンビ(東京陸協)と同様に都大路を制した。

 中学時代からトップで活躍し、2020年東京五輪への期待がかかる「ダイヤモンド・アスリート」にも選出されるなど期待のホープ。来月、フィンランドで行われる20歳以下(U20)にも5000メートルで出場する。

 昨年の日本選手権では予選落ちしたが、今年は昨年の覇者、陣内綾子(九電工)ら実力者を下して堂々の初優勝。「去年から1年で成長できてうれしい。将来はシニアでも日本代表に選ばれるようになりたい」と大きな瞳を輝かせていた。

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