桐生、山県、ケンブリッジ、多田の“4強”が日本最速へ意気込み

 「陸上・日本選手権」(22日開幕、維新みらいふスタジアム)

 8月のジャカルタ・アジア大会代表選考会を兼ねる日本一決定戦を前にした21日、男子100メートルに出場する有力選手たちが会見した。

 昨年9月に日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(22)=日本生命=は、昨年は4位、一昨年は3位と優勝を逃している。今季は5月から始動し、徐々に調子を上げてきた。「1試合ごとにタイムが上がってきている。日本の最高峰の大会。しっかり日本一を取りたい」。ライバルたちが揃う中、2度目の9秒台の期待も懸かる。「自分の走りができれば、ベストタイムが出る」と、4年ぶりの優勝に向けて、意気込んだ。

 桐生に次ぐ日本歴代2位の10秒00を誇る山県亮太(26)=セイコー=は、昨年日本選手権で6位に敗れて以降、日本人に負けていない。今月の布勢スプリントでは10秒12をマーク。「コンディションもいいし、怪我もない。しばらく優勝できてないので、優勝を目指して頑張りたい」と、5年ぶりの日本一に照準を定めた。

 2年前の覇者ケンブリッジ飛鳥(25)=ナイキ=も、今月の布勢スプリントで今季ベストの10秒12を記録し、徐々に調子を上げてきた。「コンディションは今季で1番いい。優勝してアジア大会代表を決めたい」と、自信をみなぎらせた。

 昨年大会2位の多田修平(21)=関学大=は、今季は苦しんでいる。「今季はここまでいい流れでこれていないけど、ここにきてスムーズに加速できるようになってきた。目標は優勝。アジア大会の代表になりたい」と、はにかんだ。

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