小関也朱篤“北島超え”日本新「出ると思わなかった」

 競泳男子平泳ぎで日本選手権3冠の小関也朱篤(26)=ミキハウス=が19日、欧州遠征を終えて成田空港に帰国した。

 モナコ大会では、100メートル平泳ぎで、12年に北島康介が樹立した日本記録58秒90を6年ぶりに更新する58秒78をマーク。「正直出ると思ってなかったので驚いている」と振り返った。

 これまでは16年リオ五輪で日本記録まであと0・01秒に迫っていたが、なかなか突破できなかった。現役トップスイマーとしては悠々と超えなければいけない壁だっただけに、“北島超え”の感慨については「正直何もない。たまたま北島さんが持っていただけ。ただ、自己ベストなのでうれしい」と小関。「一度破ったらもう一歩二歩、58秒5も出せると思う」と、さらなる更新へ自信をのぞかせた。

 今年の大一番である8月のパンパシフィック選手権(東京辰巳国際水泳場)、アジア大会(ジャカルタ)に向けた調整段階で好記録を出し、「スピードがついてきている」と手応えを強調。「パンパシ、アジア大会で出れば本物(の実力)」と夏本番での快泳を誓った。

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