再発防止へ長官メッセージ 相次ぐ不祥事でスポーツ庁
スポーツ庁の鈴木大地長官は15日、日本大アメリカンフットボール部の悪質反則問題やレスリングのパワーハラスメント問題など不祥事が相次いだことを受け、再発防止の徹底を呼び掛ける長官メッセージを公表した。選手や指導者の教育強化、大学が運動部活動に関与できる組織整備を求める内容で、競技団体や全国の大学への周知徹底を図る。
選手の相談窓口の充実や、問題が発生した際の公正で迅速な調査も要望した。鈴木長官は記者会見で「ゆゆしき事態」と危機感を示し、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて「スポーツ界全体を挙げてあしき体質を取り除かないといけない」と述べた。