桐生祥秀 スペイン合宿から帰国 1週間後の日本選手権へ「勝負したい」

 陸上の男子100メートル日本記録保持者で日本人初の9秒台をマークした桐生祥秀(22)=日本生命=が15日、スペイン合宿を終え、羽田空港に帰国した。

 今季の最大目標となる8月のアジア大会(ジャカルタ)への最終選考会となる日本選手権(22日開幕・山口)まであと1週間。今年は100、200メートルの両種目にエントリーしており「100、200メートルも出て勝負したい。代表に入って、アジア大会に行きたい」と、闘志をみなぎらせた。

 昨年は100メートルで4位に終わり、世界選手権の代表切符を逃し、涙した。今季は例年より1カ月近く始動を遅らせたが、今合宿中に出場したダイヤモンドリーグ・ストックホルム大会では今季自己ベストの10秒15をマーク。徐々に調子を上げてきた。山県亮太、ケンブリッジ飛鳥らライバルが揃う大一番を前に「梅雨を避けて、乾燥したスペインで練習してきた。トップスピードもだいぶ上がってきてる。徐々にタイムが上がっていくシーズンは珍しい」と、手応えを感じている。

 サッカーのW杯の裏で開催される日本選手権。元サッカー少年だった桐生だが「ほとんど見たことないんすよ、W杯」とポツリ。地元の滋賀県の野洲高の乾貴士の話題にも「イヌイ?どっちのですか。あ~、友達じゃない方の」と、自身の友人と勘違いするほど。「陸上でしっかり準備して頑張りたい」と、祭典の熱狂に負けない走りを誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス