山県亮太 イッキ加速でV 5年ぶり日本一へ弾みつけた「シーズンベスト」

 「陸上・布勢スプリント」(3日、コカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク陸上競技場)

 男子100メートル決勝が行われ、日本歴代2位の10秒00の記録を持つ山県亮太(25)=セイコー=が、10秒12(向かい風0・7メートル)で優勝。豪華メンバーによる一戦を制し、5年ぶりの日本一を狙う日本選手権(22日開幕・山口)に弾みをつけた。リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダルメンバーの飯塚翔太(26)=ミズノ=、ケンブリッジ飛鳥(25)=ナイキ=が10秒21の同タイムで2、3位。昨年の世界選手権代表の多田修平(21)=関学大=は10秒40で7位に終わった。

 期待された9秒台は出なくても、無類の強さを見せつけた。山県はスタート直後にバランスを崩したが、立て直して加速。そろった豪華メンバーを一気に突き放して圧勝した。「ちょっとガクッときたけど、まとめられた。シーズンベストですしね。評価していい」と、うなずいた。

 この日のメンバーに、日本人初の9秒台男となった桐生祥秀(日本生命)を加えて、アジア大会代表を懸けた日本選手権を迎える。昨年は調子を合わせきれず6位に終わり、世界選手権代表落ちを経験した。今季まだ日本人に負けていない山県は「10秒0台も出てないので、いきなり9秒台とは言いづらいけど、少しでも内容が良くなればゼロ台は出せる。あとは伸ばせるところを伸ばしていきたい」と、5年ぶりの日本一に自信をみなぎらせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス