高橋尚子さん カギは「体力と知力」五輪マラソンコース発表!東京の観光名所駆け巡る

東京五輪のマラソンコース発表会見に出席した組織委スポーツ局長の室伏広治氏(左)とゲストの高橋尚子さん
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は31日、五輪のマラソンコースを発表した。建設中の新国立競技場が発着地点で、浅草雷門、日本橋、銀座、増上寺、東京タワー、皇居外苑など東京名所を巡る。平たんなコースで五輪屈指の高速レースも想定される中、男女ともに8月開催予定のため、暑さ対策やレースプランが勝負のカギを握りそうだ。

 東京五輪の中で注目度の高い競技の1つ、マラソンのコースが発表された。近年主流だった周回コースではなく、浅草や銀座など東京を代表する観光名所を巡る。例年の東京マラソン同様、平たんなコースで高速展開も見込まれる。ただ、真夏に行われる点を除けばだが…。

 都内で会見したシドニー五輪女子金メダルの高橋尚子さん(46)は「コースだけ考えれば女子は2時間22~23分、男子だと5~6分は確実」と印象を明かしつつ「暑ささえなければ」と、やはり気温をポイントに挙げた。

 コースの特徴として、終盤37~40キロの間に大きな上り坂が2つあることにも着目。「最後の最後まで勝敗がわからないドラマチックな展開になるのでは」と分析し、「暑さもある中で、最後まで走り切る体力と(後半に足を残す)知力を兼ね備えた選手が勝つコースだと思う」と、総合力がカギだと強調した。

 今夏のアジア大会(ジャカルタ)も酷暑レースが見込まれる。男子では日本歴代4位の記録を持つ井上大仁(MHPS)が出場予定で、2年後への試金石になりそうだ。

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