朝阪神 千秋楽に3勝目「これで序二段に残れる。最低限」

 「大相撲夏場所・千秋楽」(27日、両国国技館)

 先場所から大ファンの阪神タイガースにちなみ改名した序二段の朝阪神(高砂)が東輝(玉ノ井)を押し出し3勝目(4敗)を挙げ、今場所を締めた。

 立ち合いから力強いのど輪。一気の出足で完勝した。すでに負け越しは決まっていたが序二段残留へ大事な一番。「これで序二段に残れると思う。それだけを意識した。最低限」と、気迫でものにした。

 改名後、2場所連続で勝ち越せず、「星の並びも全く同じ」と悔しがった。課題は土俵際の詰めの甘さ。「全然ダメ。勝った相撲は攻めきれない。負けた相撲は脇が甘いし体重が前のめり。足も手も出て前のめりになりすぎない」と、課題を挙げた。

 前日は本家タイガースがサヨナラ勝ち。連日、巨人を倒し朝阪神の気持ちも乗っていた。「中谷がやってくれた。巨人には負けたくない。巨人に勝つと頑張ろう思える」と声も弾んだ。

 名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)で改名後初の勝ち越しをかける。「敵地名古屋、鬼門ナゴヤドームで勝ち越したい」と、猛虎同様の逆襲を宣言した。

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