日大・内田前監督 古くは「殺せ」も使われていたが「ルール逸脱はなかった」

 アメリカンフットボールの定期戦で、日本大の守備選手が関西学院大の司令塔であるクォーターバック(QB)選手に悪質なタックルを仕掛けて負傷させた問題で、日大の内田正人前監督、井上奨コーチが23日、東京都千代田区の日大本部で緊急会見を行った。

 今回、反則タックルを仕掛けた選手が「QBをつぶしてこい」との「指示」があったと主張していることに関連し、かつては「ケガをさせろ」「殺せ」という過激な言葉が飛び交っていたというのは事実かという質問が飛んだ。

 これに内田前監督は「今はそう言う言葉は使わないが、昔は正直言いまして、使ってました。40年代、50年代、そういう時はありました。我々はそういうことを言われてやってきましたが、試合中にそういうことは行わなかったです」と答えた。「荒々しいフットボールでしたが、ルールを逸脱した現象は起こってなかったのが正直なところ」とした。

 内田前監督は現在も「我々はルールを守ってやるのが基本。ルールを逸脱するというのはない」とし、今回の選手の反則タックルについて「まさかああいうことになってしまったというのは正直、予想できませんでした」と述べた。

 井上コーチは反則タックルを仕掛けた選手に対して試合前に「QBをつぶしてこい」と言ったとされることを認めたが、相手にけがを負わせることや、反則を指示したことは否定した。

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