QB選手の父・奥野氏、内田前監督らに「激しい憤りを覚える」刑事告訴も検討

 大学アメリカンフットボールで、関学大との定期戦で悪質な反則タックルを仕掛けた日大の当該選手・宮川泰介(20)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開き、内田正人前監督やコーチの指示があったことを明らかにした。これを受け、被害を受けた側の関学大関係者がコメントを発表。タックルを受けてケガをしたQB選手の父親である奥野康俊氏は「激しい憤りを覚える」と日大の内田前監督らに怒りをにじませた。

 21日に傷害容疑で被害届を提出している奥野氏は、「監督やコーチが最初から自分の息子をケガさせようとしていた。絶対に許されないことだ。このような指示を出すこと自体があってはならないことだし、さらに強制し、追い詰めるやり方は社会のルールをまったく逸脱している。こうしたことが学校の中で起きていたこと自体が信じられない」とし、「被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て刑事告訴も検討せざるをえない状況だ。24日の日大からの回答を待って家族・本人・関学アメリカンフットボール部とも相談して結論を出したい。日大選手(宮川君)は自分のしてしまったことを償い、再生していただきたい。勇気をもって真実を話してくれたことに感謝する」とコメントした。

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