横審、稀勢の里に“出場勧告”も 名古屋場所も休場なら 7場所連続もう限界

 横綱審議委員会(横審)の委員が17日、夏場所を視察し、左大胸筋負傷により7場所連続で休場した横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=に関して、場所後に開く28日の定例会で協議する考えを示した。名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)まで休場した場合、“出場勧告”を出す可能性があり、厳しい声が高まってきている。

 7場所連続休場はもう限界だ。山内昌之委員(東大名誉教授)は、次回の定例会で稀勢の里が議題に挙がると明言。「委員長をはじめ、私たちが相談しないといけない大事な微妙な問題。何度も治す機会はあった。(休場は)ずっとは許されない」と語気を強めた。

 日本出身で19年ぶりとなる横綱に対し、完治まで休場を容認してきたが同じことの繰り返し。「1年6場所ですから。長い?そうでしょう」と、復活への期限設定が議論されることになる。

 名古屋場所で休場なら貴乃花を超える8場所連続となる。北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「次休むと今までにない。横審の中で話をしなければ」と語った。貴乃花は7場所連続休場で“出場勧告”が出された。稀勢の里に対し、厳しい目が向けられてきた。

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