柔道全日本挑戦の橋本壮市、吉田氏とマンツーマン調整で自信「荒らしていきたい」

全日本選手権に向けて意気込む(左から)小川雄勢、原沢久喜、王子谷剛志
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 「柔道・全日本選手権」(29日、日本武道館)

 体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権に初挑戦する、男子73キロ級世界王者の橋本壮市(26)=パーク24=が28日、都内で取材に応じ、「体の小さい人が大きい人に勝ったらカッコいい。(重量級の戦いを)荒らしていきたい」と腕をぶした。

 出場選手の大半が100キロを超える重量級だが、橋本は身長170センチ、体重も普段の減量前と同じ78キロで臨む。大会前は所属の吉田秀彦総監督(48)とマンツーマンで練習を積んできており、「めっちゃキツかったけどバッチリです」と調整に手応えを示した。

 吉田氏といえば1994年大会に出場し、当時中量級の86キロ級でありながら準優勝した先駆者だ。橋本は「吉田さんや古賀(稔彦)さんも決勝まで行っている。そこまで行ければかっこいい」と憧れを口にし、「吉田監督からは『気合を入れていけ』『勝てるぞ』と言ってもらった」と背中を押されたことを明かした。

 個人戦での無差別級出場は自身初となるが、「作戦とか考えても仕方ない。最初から最後まで守らずに攻めたい。投げるのは難しいが、攻めて攻めて相手のスタミナを奪いたい。組み手でしっかり妥協しないように」と決意を示した。得意の担ぎ技や足技を駆使し、柔道の面白さを日本武道館で体現する。

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