白鵬、春巡業で貫禄示す「前を見つめていくしかない」

 大相撲の春巡業は27日、埼玉県越谷市で打ち上げられ、横綱白鵬(33)=宮城野=が同市出身の幕内阿炎(錣山)を三番稽古相手に指名し12勝1敗と貫禄を見せて締めた。

 「いろいろあったおかげで(今巡業は)最後終わって見れば早かった。言葉としては少ないけど前を見つめていくしかない」と様々な思いをかみしめた。

 9日に最愛の父ムンフバトさん(享年76)が亡くなり葬儀参列のため帰国。悲しみが癒えることもなく15日に帰国し16日から巡業に再合流した。

 強行日程と心労が重なった影響は否めず、その後、高熱が出て20日に再び離脱。巡業には24日にまた戻った。「力が抜けたところもあるけど自分の仕事」と自らに言い聞かせ務めを果たしてきた。

 伸び盛りの若武者を指名したことに「勢いがあるし、押し、突きの威力もある」と存分に力を発揮させた。地元のヒーローの全力を受け止めて何度も土俵に転がし、観客にため息をつかせた。

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